我が家の庭には、ささやかながらも池があり、季節の花が咲く植木鉢もいくつか置いてあります。それは癒やしの空間であるはずなのですが、数年前から悩みの種が。そう、ユスリカです。特に梅雨時から夏にかけて、庭に出ると小さな虫柱ができていたり、家の中にまで侵入してきたりするようになりました。なんとかしたい一心で、まずは庭のどこが発生源になっているのかを探ることから始めました。ユスリカの幼虫は水中で育つという知識はあったので、真っ先に疑ったのは池です。流れがほとんどない小さな池なので、底にはヘドロのようなものが溜まっている可能性がありました。次に怪しいのは、植木鉢の受け皿。水をやった後、受け皿に水が溜まったままになっていることがよくありました。あとは、庭の隅に置きっぱなしになっていた古いバケツや、雨樋の詰まりなども考えられました。まずは、最も怪しい池の対策から。底に溜まった泥や落ち葉をできる限り掬い取り、水を一度抜いて清掃することにしました。重労働でしたが、これで少しは改善されるはずだと期待しました。次に、全ての植木鉢の受け皿をチェックし、溜まっている水を捨てました。受け皿自体を使わないようにするか、使う場合は水が溜まらないようにこまめに捨てることを徹底することにしました。置きっぱなしのバケツは逆さまにして水が溜まらないようにし、雨樋も点検して詰まりを取り除きました。これらの発生源対策を始めてから数週間。劇的にゼロになったわけではありませんが、庭で目にするユスリカの数は明らかに減ったように感じました。特に、以前のような大きな虫柱を見ることは少なくなりました。発生源を一つ一つ潰していく地道な作業でしたが、効果があったことを実感できて嬉しかったです。もちろん、近くの川など、自分の管理外の場所から飛んでくるユスリカもいるので、これで完全にいなくなるわけではありません。しかし、少なくとも自分の庭が発生源になるのを防ぐことで、被害を最小限に抑えることはできるはずです。これからも定期的な点検と清掃を続け、ユスリカとの共存、いや、できるだけ遭遇しない生活を目指していこうと思います。