先日、自宅のベランダで洗濯物を取り込もうとした時、床に小さな黒っぽい虫が這っているのを見つけました。体長は1センチもないくらいで、細長い形をしています。アリにしては少し大きいし、動き方も違う。一瞬、頭をよぎったのが「やけど虫」の存在でした。夏が近づくと、ニュースやネットで注意喚起されることが多いですよね。触ると火傷みたいになる、あの恐ろしい虫です。でも、私の記憶にあるやけど虫(アオバアリガタハネカクシ)は、オレンジ色と黒のツートンカラーだったはず。目の前の虫は全体的に黒っぽい。もしかして、違う種類のハネカクシかな?それとも、光の加減で見え方が違うだけ?とにかく、素手で触るのは絶対に避けなければなりません。そっと距離を取り、スマートフォンで「やけど虫 黒い」と検索してみました。すると、やはりやけど虫の代表格であるアオバアリガタハネカクシはオレンジと黒が特徴であること、しかしハネカクシ科には黒っぽい種類も多くいることが分かりました。中には毒を持つ種類もいるようですが、アオバアリガタハネカクシほどの強い毒性を持つものは少ないようです。目の前の虫がどの種類なのか、素人目には判別がつきません。ただ、ハネカクシの仲間である可能性は高そうです。念のため、刺激しないように注意しながら、箒とちりとりを使って捕獲し、外に逃がしました。潰してしまうと、万が一毒を持っていた場合に体液が飛び散る恐れがあると思ったからです。今回の件で、改めて虫への注意が必要だと感じました。特に夏場は、様々な虫が活動します。見慣れない虫を見かけたら、むやみに触らず、まず調べてみることが大切ですね。そして、やけど虫の特徴である「オレンジと黒の細長い体」をしっかり覚えておくこと。もちろん、黒っぽいハネカクシにも注意は必要ですが、最も警戒すべきはやけど虫です。皆さんも、ベランダや室内に見慣れない虫がいても、慌てず冷静に対処してくださいね。
ベランダで見つけた黒い虫これはやけど虫?