ハトの巣被害に悩む前に知っておきたいこと
「平和の象徴」なんて言われるハトだけど、自宅のベランダに巣を作られちゃうと、もうそんな悠長なことは言っていられませんよね。最初は「あらあら」なんて思っていても、気づけばフンだらけ、朝早くからクルックーと鳴き声がうるさい、なんてことになりがちです。実は、ハトの巣被害って、見た目の汚れや騒音だけじゃないんです。まず、やっぱり衛生面が一番心配。ハトのフンって、乾燥すると粉末状になって風で舞い上がるんですけど、これに結構ヤバい菌が含まれていることがあるんです。アレルギーの原因になったり、免疫力が落ちている人だと感染症を引き起こしたりする可能性もあるって聞くと、ゾッとしますよね。洗濯物へのフンの付着も、見た目以上に衛生的によろしくないわけです。それに、フンは酸性なので、金属を腐食させる力があるんです。ベランダの手すりや室外機、建物の外壁なんかが傷んでしまう原因にもなります。排水溝が詰まって、雨水が流れなくなって水浸し、なんてトラブルも。あと、意外と見落としがちなのが、巣にわく害虫。ダニやノミ、ゴキブリなんかが巣を拠点にして、家の中に侵入してくることもあるんです。考えるだけで鳥肌が立ちます。ハトって一度気に入った場所にはすごく執着する習性があって、巣を撤去しても、またすぐに戻ってきて巣作りを始めちゃうことも多いんです。だから、巣を見つけたら「そのうちいなくなるだろう」なんて楽観視しないで、早めに対策を考えるのが吉。特に卵やヒナがいると、法律で勝手に手を出せなくなっちゃうので、巣作りを始めた初期段階で気づいて追い払うのが理想です。もし巣ができてしまったら、無理せず専門の業者さんに相談するのも賢い選択だと思います。平和の象徴には、公園とか、もっと適切な場所にいてもらいたいものですね。