エアコンの内部まで徹底的に綺麗にしたい!そう考えるDIY上級者の方もいるのではないでしょうか。エアコンを分解して掃除するのは、確かに手間と時間がかかりますが、その分、普段のお手入れでは届かない奥の汚れまで綺麗にすることができます。ただし、分解掃除はメーカーが推奨する方法ではないため、自己責任で行う必要があります。この記事では、エアコンを分解して掃除する際の手順と注意点について解説します。まず、エアコンの分解掃除を行う前に、必ず電源プラグを抜いてください。これは絶対に守るべき安全ルールです。次に、必要な工具を準備しましょう。プラスドライバー、マイナスドライバー、レンチ、ニッパー、マスキングテープ、養生シートなどが必要です。機種によっては特殊な工具が必要になる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。分解の手順としては、まず前面パネルを取り外します。次に、フィルター、ルーバー、ドレンパンなどを順番に取り外していきます。取り外した部品は、どこに付いていたか分かるように、写真に撮っておくか、付箋を貼っておくと、組み立てる際に迷わずに済みます。熱交換器(アルミフィン)は、精密な部品なので、慎重に扱いましょう。エアコン洗浄スプレーを使用する場合は、スプレー缶の指示に従って噴射します。スプレーを使用しない場合は、中性洗剤を薄めた水をハケなどで塗布し、汚れを浮き上がらせてから、濡らした雑巾で丁寧に拭き取ります。この際、力を入れすぎるとフィンを傷つける可能性があるので注意が必要です。ファン(送風ファン)は、カビやホコリが溜まりやすい部分です。取り外し可能な場合は、取り外して中性洗剤で丁寧に洗いましょう。取り外しが難しい場合は、細いブラシなどを使って汚れを掻き出し、掃除機で吸い取ります。ドレンパンは、カビや水垢が溜まりやすい場所です。中性洗剤で丁寧に洗い、しっかりと乾燥させましょう。取り外した各部品を綺麗にしたら、元に戻していきます。分解した時と逆の手順で、慎重に組み立ててください。ネジを締め忘れたり、部品を無理やり押し込んだりしないように注意しましょう。全ての部品を元に戻したら、最後に前面パネルを取り付けて完了です。エアコンの分解掃除は、高度なDIYスキルと知識が必要です。自信がない場合は、無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。また、分解掃除を行う際は、メーカーの保証対象外となる可能性があることを理解しておきましょう。
DIY上級者向け!エアコンを分解して徹底的に掃除する方法